「ブレイブブレイド」と「チキンナイフ」

FF5で、「ブレイブブレイド」と「チキンナイフ」を選べる場面ってあったでしょ?

 

 

今振り返ってみると、あれって作者の哲学的な「問い」な気がするんですよ。

 

 

 

どーゆー場面かというと、ゲームの結構終盤の村で、老人が語りかけてくるんですよ。

 

 

 

 

(老人)「坊主。よく来たな。

 

ここまで来れたって事は勇気があるんだろう…。

 

…が単なる強がりかもしれん。

 

 

 

 

ま、そんな事は自分自身で決めることだ……。

 

自分で勇気があると思えば左の箱を…、

 

臆病と思うならば右の箱をもって行け。

 

どっちか一つじゃぞ。 」

 

 

 

 

 

『ブレイブブレイド』は、最初攻撃力が150あってめちゃくちゃ強いんだけど、戦闘で逃げるたびに攻撃力が減っていく。

 

 

一方、『チキンナイフ』は、最初は攻撃力めちゃくちゃ低いんだけど、

 

逃げるたびに攻撃力が上がっていって、最大127まで上げられる。

 

しかも素早さも+5まで上がって、攻撃回数も増えるから、トータルとしての攻撃力はブレイブブレイドより高くなるかもしれない。

 

 

それをどっちかを選ぶんだけど、大抵の人が選ぶのは『チキンナイフ』

 

 

やっぱり「逃げる」が使えなくなるのは厳しすぎるし、

 

将来に向かって何かが「下がる」ってよりは「上がる」方がいい。

 

 

 

僕も当時小学5〜6年生くらいだったと思うけど、

 

当然『チキンナイフ』にして、その後逃げまくって攻撃力上げてた。

 

 

小学生当時はなんとも思わなかったけど、

 

 

なぜか最近ふとFFのその場面だけ急に思い出されて、

 

 

 

「なぜ、『逃げる』と攻撃力が上がり下がりするというシステムを作ったのだろう?」

 

 

 

って疑問が湧いてきた。

 

 

 

 

普通、逃げずに戦って経験値積むと攻撃力とか防御力とか上がってくでしょ?

 

 

それを逆に「戦わない」ことで上がっていくってのは、

 

 

何かのメッセージでも含まれてるんじゃないか?って。

 

 

 

で、俺が出した結論は、

 

 

「どっちの武器の方がいい」とかってことじゃなくて、

 

 

どっちのタイプも肯定していて、

 

 

それぞれのプレイヤー自身が

 

「自信家」なのか「臆病者」なのか、

 

どっちと自覚しているかによって、

 

強くいるための方法論はそれぞれ違うよ。

 

 

 

ってことなんじゃないかなと。

 

 

そう考えたら、やっぱり俺は「チキンナイフ派」なんだろうな、ってこと。

 

 

臆病だから、勉強する。

 

日々情報を集めて、

 

社会の荒波から必死に逃げようとする。

 

 

逃げ続けることで、

 

その間にスキルも色々習得して、

 

だんだん攻撃力も上がっていく。

 

「それが『臆病者』が強くなる方法だから、

 

お前はそうやって強くなれ」

 

 

「自信家ならその自信を大切にし、

 

臆病者ならその臆病さを大切にしろ。」

 

 

ってことをゲームの作者は言いたかったんじゃないかな?

 

 

「逃げる」んだ。

 

「逃げる」ことだけが、

 

強大な力に弱者が立ち向かえる

 

究極の武器なのだ。

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